※終了いたしました。多数のご来場、ありがとうございました。
「歴史に学ぶ、これからの国土づくり・人づくり」
2012年9月21日(金)/午後1時15分~4時30分(12時30分開場)
於:ルネこだいら(小平市民文化会館)
入場無料
後援:小平市、公益社団法人土木学会、虫プロダクション株式会社
●本フォーラムは土木学会認定CPDプログラムです。
●お申込者、先着50名様に会場受付にて当センター発行の「土木の絵本」をプレゼントします。
13:20~13:40 アニメ映像
「おやとい外国人とよばれた人たち」
~日本で最初に鉄道を走らせた「モレル」のおはなし~
13:45~14:25 講話 NHK「ブラタモリ」解説者が語る
「国土づくりの骨格を形成した日本の鉄道、いま昔」
小野田 滋(公益財団法人鉄道総合技術研究所)
14:35~14:55 アニメ映像 第20回土木学会映画コンクール優秀賞受賞作
「水とたたかった戦国の武将たち」~「信玄堤」のおはなし~
15:00~16:30 対談
「自然災害とたたかった戦国武将に学ぶ人材の育て方・使い方」
高橋 裕(東京大学名誉教授) × 小和田哲男(静岡大学名誉教授)
「おやとい外国人とよばれた人たち」~日本で最初に鉄道を走らせた「モレル」のおはなし~
(企画・製作 全国建設研修センター/制作 虫プロダクション)
皆さんは「おやとい外国人」という人たちのことをご存じでしょうか。
長い鎖国のはてに国を開いた明治政府の目標は、産業革命を経験した欧米の科学技術文明に追いつき、近代的な国の基盤をつくることでした。そうした近代化の道先案内人として、さまざまな分野の専門家が外国から招かれました。「おやとい外国人」と呼ばれた人たちです。国づくりの分野では、灯台、鉄道、港湾、水道、治水、教育など多くの領域でさまざまな国から技術者が呼ばれました。特に、近代社会の骨格となる鉄道建設では、イギリスから鉄道技術者たちが招かれました。鉄道の敷設は日本の近代化に欠かせない大きな土木事業でした。このために明治政府は一日も早い完成をめざし、1870年イギリスの鉄道技術を導入、ロンドンから28歳のエンジニア、エドモンド・モレルを招き日本の鉄道の第1ページを開きました。
「水とたたかった戦国の武将たち」~「信玄堤」のおはなし~
(企画・製作 全国建設研修センター/制作 虫プロダクション)
人と自然が共存するために古代の僧侶たちが培(つちか)った土木技術や経験は、時代と共に受け継がれていきました。たとえば、戦国武将の中からは、自分の領地と領民の生活を災害から守るために治水工事などをおこなった優れた土木技術者が出現しました。武田信玄はその代表的な人物です。いまから、460年ほど前、甲斐の国(現在の山梨県)ではたび重なる大洪水にたえず悩まされてきました。まわりを山に囲まれたこの国では山に降った雨が川にそそいで暴れ川となり、甲府盆地を何度も水の中に沈めてきました。この時代、この国を治めていた甲斐の領主、武田信玄は、みずから多くの土木工事をおこないました。その治水哲学は、水に逆らうのではなく、自然の力を利用して川をしずめるという考え方でした。なかでも「信玄堤」をつくった土木工法は今日にもうけつがれています。
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小野田 滋(おのだ しげる) 鉄道総合技術研究所勤務。「ブラタモリ」(NHK総合)解説者として出演、新幹線開発の舞台裏から世界最先端の鉄道研究などを解説、好評を博す。著書に『高架鉄道と東京駅』(交通新聞社新書・2012)『鉄道構造物探見』(JTB・2003)〔交通図書賞〕など多数。 |
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高橋 裕(たかはし ゆたか) 東京大学名誉教授、ユネスコIHP政府間理事会政府代表、世界水会議理事、国際連合大学上席学術顧問などを歴任、司馬遼太郎『土地と日本人』で対談、『地球の水が危ない』(岩波新書)、『川から見た国土論』(鹿島出版会)など著書多数。「土木の絵本」(全国建設研修センター)監修。 |
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小和田哲男(おわだ てつお) 静岡大学名誉教授、NHK「歴史秘話ヒストリア」や NHK Eテレ「さかのぼり日本史」などで解説を務める。NHK大河ドラマでは、1996年放映の「秀吉」、2006年の「功名が辻」、2009年の「天地人」、2011年の「江~姫たちの戦国~」の時代考証を担当。 |
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◎全席自由ですので、お早めにお越しください。
西武新宿線「小平駅」下車、南口徒歩3分
西武バス「小平駅南口」下車、徒歩3分 駐車場はございませんので、ご来場の際は電車・バスをご利用ください。(身体障害者の方は申込の際あらかじめご連絡ください)
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