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下水道維持管理研究会 編
A5判・上製・416頁
定価:5,557円
(本体 5,146円+税8%)
刊行 平成7年11月
本書は、下水道の適切な維持管理を行うための第一歩として、多くの事例を交えて維持管理の内容をわかり易く解説しました。現在、中小規模の下水処理場の維持管理に携わっている方々、及びこれから行おうとしている方々の手引書です。
第1章 下水道の基礎知識
1-1 | 下水道の役割 |
(1.浸水の防除 2.生活環境の改善 3.公共用水域の水質保全) | |
1-2 | 下水道のしくみ |
(1.分流式と合流式の特徴 2.下水処理の方法) | |
1-3 | 小規模下水道の特徴 |
(1.自然、社会的条件等の特徴 2.小規模下水道計画の作業概要 3.小規模下水道に適した汚水収集方式) | |
1-4 | 維持管理から見た下水道施設の機能 |
1.下水移送施設 2.水処理施設 3.汚泥処理施設) |
第2章 維持管理の基本的事項
2-1 | 維持管理の重要性について |
2-2 | 維持管理の目的、意義 |
2-3 | 維持管理の関連法規 |
2-4 | 維持管理の業務内容 |
2-5 | 維持管理の経費と財源 |
第3章 供用開始の準備
3-1 | 準備の手順 |
(1.準備業務の重要性 2.準備事項及び手順 3.準備体制の確立及び予算の確保) | |
3-2 | 維持管理の体制整備 |
(1.管理体制の在り方 2.業務委託の在り方 3.緊急時の体制) | |
3-3 | 下水道使用料の算定 |
3-4 | 水洗化促進の準備業務 |
(1.水洗化促進の必要性 2.水洗化促進の方策) | |
3-5 | 排水設備工事関連 |
(1.排水設備工事の重要性 2.業務の概要 3.工事指定店制度の創設) | |
3-6 | 事業場排水の監視、指導 |
(1.事業場排水規制の関係法令の概要 2.事業場排水規制の関連業務の概要ポイント) | |
3-7 | 下水道条例 |
(1.排水設備の設置関係 2.水質規制関係 3.使用料関係 4.行為の許可及び占用関係) | |
3-8 | 各種届出 |
3-9 | 台帳、日報等の整備 |
(1.台帳の整備 2.日報・月報の書式の整備 3.安全・衛生対策要領等の整備) | |
3-10 | 備品、消耗品の準備 |
(1.事務用備品 2.水質試験用備品 3.水質試験用薬品及び消耗品 4.機械用備品及び消耗品 5.電気用備品及び消耗品) | |
3-11 | 通水式の準備 |
(1.式典の準備 2.留意点) |
第4章 管路施設の維持管理
4-1 | 管路施設の種類と現状 |
(1.管路施設の現状 2.管路施設の種類) | |
4-2 | 点検及び調査 |
(1.点 検 2.調査の目的と内容 3.管路施設の状況把握調査 4.浸入水調査 5.硫化水素による施設の腐食調査) | |
4-3 | 清掃及び浚渫 |
(1.作業実施計画の策定 2.設 計 3.清掃の方法 4.土砂の処分 5.施工管理の方法 6.安全管理) | |
4-4 | 補修工法 |
(1.補修工法の種類 2.各種補修・改築工法の選択基準) | |
4-5 | 下水道台帳 |
(1.台帳の内容及び調製 2.補完図書 3.下水道台帳の管理 4.下水道台帳システム) | |
4-6 | その他の事項 |
(1.安全衛生対策 2.排水設備 3.ビルピット排水 4.マンホールポンプの維持管理) |
第5章 水処理施設の運転管理
5-1 | 水処理施設運転管理の基本的考え方 |
5-2 | 各処理法の運転管理のポイント |
(1.標準活性汚泥法 2.オキシデーションディッチ法 3.長時間エアレーション法 4.長時間エアレーション法(単槽式無酸素(嫌気)好気法) 5.回分式活性汚泥法 6.回転生物接触法 7.接触酸化法 8.好気性濾床法 9.消毒設備) | |
5-3 | 水処理障害と対策 |
(1.硝 化 2.固液分離障害) | |
5-4 | 初期運転の対応 |
(1.運転開始前の諸準備 2.水処理の初期対応) |
第6章 汚泥処理施設の運転管理
6-1 | 汚泥処理施設の運転管理のポイント |
(1.下水処理場で発生する汚泥等 2.汚泥処理の目的 3.汚泥処理処分の現状 4.小規模処理場における汚泥処理 5.各汚泥処理施設での運転管理のポイント) | |
6-2 | 汚泥処理障害と対策 |
(1.汚泥濃縮設備 2.汚泥脱水設備 3.その他の施設) | |
6-3 | 初期運転の対応 |
6-4 | トラブル事例 |
第7章 機器・装置の管理
7-1 | 保守点検業務の概要 |
(1.保守点検業務の目的 2.保守点検業務の分類 3.予防保全 4.日常点検及び定期点検の作業内容 5.保守点検作業等における注意事項) | |
7-2 | 沈砂池設備 |
7-3 | 主ポンプ設備 |
7-4 | 最初沈殿池設備 |
7-5 | 反応タンク設備、送風機設備 |
7-6 | 最終沈殿池設備 |
7-7 | 塩素注入設備 |
7-8 | 汚泥濃縮タンク設備 |
7-9 | 汚泥脱水設備 |
7-10 | 潤滑油管理 |
7-11 | 電気設備 |
第8章 水質の管理
8-1 | 水質管理の目的と意義 |
8-2 | 水質管理の方法 |
8-3 | 管理指標項目とその意義 |
(1.現場測定可能項目 2.その他の日常測定項目 3.2次的な管理指標) | |
8-4 | 水質管理の頻度 |
8-5 | 施設別の水質管理項目 |
第9章 環境対策と安全衛生管理
9-1 | 環境対策 |
(1.臭気対策 2.騒音、振動対策 3.大気汚染防止法) | |
9-2 | 安全衛生管理 |
(1.関係法令 2.安全衛生対策) | |
9-3 | 非常時の対応 |
(1.下水道施設における緊急事態 2.防災体制の整備 3.下水道施設の被害による影響と対応) |
Q&A あなたに代ってそこが知りたい