道路計画一般
-グループ演習を取材して-
「道路は都市の発展と密接に結びつき、50年、100年先に受け継がれていく。将来を見通す時代感を持ちながら計画設計していくことが大事だ」とし、人口減少時代を迎え道路需要も減る中で、これからのモビリティデザインは”遅い交通”が1つのキーワードになると、東京大学の羽藤英二教授は指摘した。
昨年11月に実施した「道路計画一般」は、こうした道路づくりの今後の方向性や、需要予測と費用便益分析、構造基準、事業評価等、道路を計画設計するうえで必要な理論や知識を多角的に学ぶとともに、その基本的な技術を演習を通して身につける内容で、地方自治体やコンサルタント等の若手技術者を中心に32名が参加した。
ここでは、本研修の多岐にわたるカリキュラムの中から、パシフィックコンサルタンツの利田哲朗氏と市東哲也氏が講師を担当した「道路計画設計演習」にスポットをあて紹介する。
